2012年11月26日
涸沢強行8(完結編)
(この記事は11月2日~5日に行ってきた涸沢までの登山の様子を、記録として個人的に残しておくために書いております。)
さて、この涸沢強行シリーズ(?)も、もう3週間前のことなので、いい加減終わらせないといけない。
ということで、今回で終わらせます!
で、翌朝、外で「おー!来た来た来た」という声に目が覚めます。
外に出ると美しいモルゲンロートが!

(6:14am撮影)
星空は思うように堪能はできませんでしたが、これを見られたので来た甲斐は十分ありました。
今日は早めに下り始めないと帰りのバスの時刻(14:00上高地バスターミナル発)に間に合いません。
でも、一応朝食は作ります。

雪を溶かしてお湯を沸かします。この経験も初めてでしたが、なんとなく「アウトドアしてるな~オレ!」という感じで嬉しかったです(笑)
朝からラーメンです。サッポロ一番味噌です。いいんです。・・・。
つらい体に鞭を打ってテントを撤収です。


8:00am 涸沢を後にします。さらば涸沢。


帰りも左膝の激痛は治まらず、また次々と追い抜かれて行きます。

9:55am ようやく本谷橋が見えました。ここまで2時間かぁ~・・・。でも登りよりははるかに早いペース。

本谷橋から15分ほど下ると目の前に動く物体が・・・猿です!



全部で10匹以上の群れでしたが、人を見てもまったく動じません。というか、ボスザルらしき奴は堂々と(私になど目もくれず)私の足元を通り過ぎて行きました・・・。(一瞬、攻撃されるかとビビりました・・・)
途中、片足を引きずりながら超スローペースで歩く私に、初老の品の良いご婦人が声を掛けてくださり、痛み止めの薬までいただきました。この山行で心配してお声を掛けていただいたのが初めてだったので、この時は本当に嬉しかったです。(ありがとうございました。)
木の枝を拾い杖がわりに。

やっぱり杖があるとないとでは膝への負担が全然違うことを実感!
これで多少ペースが上がりましたが、やはり普通よりは全然遅く、
11:58am ようやく横尾大橋を通過・・・。


しかし、到底あと2時間で上高地まで戻れないと思い、小屋支度の進んでいる横尾山荘でテレホンカードを買い、バス会社にキャンセルの電話を入れる。
すると嬉しいことに、翌日の15時の便に振り替えてくれるとのこと。(ラッキー)
この時点で今夜中に路線バス(またはタクシー)と電車で自宅まで帰ることも考えたが、
職場は仮病を使って休むことに決定!(笑)
しかし、とりあえず、バスの時間を気にする必要がなくなり一安心だが、明日の朝、携帯から職場に電話を入れなくてはいけないので、携帯の電波が通じているであろう上高地までは戻らなくてはならない。
なので、しばしの休憩のあと、横を出発。(12:30)

休み休みしながら、14:30、やっと徳沢に到着。


雪も大夫溶けてなくなっていました。

clear="all">
徳沢からは蝶ヶ岳などへの登山道があるんですね。


さて、徳沢で冷えて硬くなったお握りを食べて、先を急ぎます。15:00出発。
沢の水で喉を潤します。

途中、犬を連れた登山者と遭遇。(この方も私の足を気遣い声を掛けてくれました。)

16:22明神到着。

17:21かっぱ橋到着。もう辺は暗くなっています・・・
かっぱ橋の上から撮影。(なんて山だかは分かりませんが)

さて、どうしようと思いつつ、(上高地にあるテント場を利用することも考えたが)目の前にあったホテル白樺荘に飛び込みで宿を取る。
(本当は、頑張った自分へのご褒美ということで、帝国ホテルに泊まっちゃおうかと思ったのですが、事前に値段を調べて断念しました。笑。)
急の宿泊のため夕食のコースが間に合わず、夕食なしでOKの約束で宿泊することになったのですが、
あとで特別に食事を作っていただき、部屋まで運んでいただきました。(本当に親切にしていただいた良いホテルでした)

そんなわけで、前夜は宿の夕食後爆睡し、翌朝はゆっくり温泉につかり、モーニングビュッフェをいただき、
バスの時間まで明神池まで散策するなど、充実した時間を過ごして、帰って来たのでした。

↑ホテルのレストランからの風景。




上高地バスターミナルにあった奴です↓

帰りは、20:00頃新宿駅に到着。その後湘南新宿ライナー(グリーン車)で帰りました。
木の棒をもって新宿駅をウロウロしなくてはならず、道行くサラリーマンやOLの視線がちょっと痛かったです。
今回の山行で得た教訓は・・・
登山用ポールは絶対に必要だ!ということと、
たとえ半歩ずつでも、進まなければゴールへはたどり着けない、ということでした。
-おしまい-
さーて、次回は今週末(11/24~25)に行ってきた天狗岳(八ヶ岳)篇が始まります(笑)
さて、この涸沢強行シリーズ(?)も、もう3週間前のことなので、いい加減終わらせないといけない。
ということで、今回で終わらせます!
で、翌朝、外で「おー!来た来た来た」という声に目が覚めます。
外に出ると美しいモルゲンロートが!
(6:14am撮影)
星空は思うように堪能はできませんでしたが、これを見られたので来た甲斐は十分ありました。
今日は早めに下り始めないと帰りのバスの時刻(14:00上高地バスターミナル発)に間に合いません。
でも、一応朝食は作ります。
雪を溶かしてお湯を沸かします。この経験も初めてでしたが、なんとなく「アウトドアしてるな~オレ!」という感じで嬉しかったです(笑)
朝からラーメンです。サッポロ一番味噌です。いいんです。・・・。
つらい体に鞭を打ってテントを撤収です。
8:00am 涸沢を後にします。さらば涸沢。
帰りも左膝の激痛は治まらず、また次々と追い抜かれて行きます。
9:55am ようやく本谷橋が見えました。ここまで2時間かぁ~・・・。でも登りよりははるかに早いペース。
本谷橋から15分ほど下ると目の前に動く物体が・・・猿です!
全部で10匹以上の群れでしたが、人を見てもまったく動じません。というか、ボスザルらしき奴は堂々と(私になど目もくれず)私の足元を通り過ぎて行きました・・・。(一瞬、攻撃されるかとビビりました・・・)
途中、片足を引きずりながら超スローペースで歩く私に、初老の品の良いご婦人が声を掛けてくださり、痛み止めの薬までいただきました。この山行で心配してお声を掛けていただいたのが初めてだったので、この時は本当に嬉しかったです。(ありがとうございました。)
木の枝を拾い杖がわりに。
やっぱり杖があるとないとでは膝への負担が全然違うことを実感!
これで多少ペースが上がりましたが、やはり普通よりは全然遅く、
11:58am ようやく横尾大橋を通過・・・。
しかし、到底あと2時間で上高地まで戻れないと思い、小屋支度の進んでいる横尾山荘でテレホンカードを買い、バス会社にキャンセルの電話を入れる。
すると嬉しいことに、翌日の15時の便に振り替えてくれるとのこと。(ラッキー)
この時点で今夜中に路線バス(またはタクシー)と電車で自宅まで帰ることも考えたが、
職場は仮病を使って休むことに決定!(笑)
しかし、とりあえず、バスの時間を気にする必要がなくなり一安心だが、明日の朝、携帯から職場に電話を入れなくてはいけないので、携帯の電波が通じているであろう上高地までは戻らなくてはならない。
なので、しばしの休憩のあと、横を出発。(12:30)
休み休みしながら、14:30、やっと徳沢に到着。
雪も大夫溶けてなくなっていました。
clear="all">
徳沢からは蝶ヶ岳などへの登山道があるんですね。
さて、徳沢で冷えて硬くなったお握りを食べて、先を急ぎます。15:00出発。
沢の水で喉を潤します。
途中、犬を連れた登山者と遭遇。(この方も私の足を気遣い声を掛けてくれました。)
16:22明神到着。
17:21かっぱ橋到着。もう辺は暗くなっています・・・
かっぱ橋の上から撮影。(なんて山だかは分かりませんが)
さて、どうしようと思いつつ、(上高地にあるテント場を利用することも考えたが)目の前にあったホテル白樺荘に飛び込みで宿を取る。
(本当は、頑張った自分へのご褒美ということで、帝国ホテルに泊まっちゃおうかと思ったのですが、事前に値段を調べて断念しました。笑。)
急の宿泊のため夕食のコースが間に合わず、夕食なしでOKの約束で宿泊することになったのですが、
あとで特別に食事を作っていただき、部屋まで運んでいただきました。(本当に親切にしていただいた良いホテルでした)
そんなわけで、前夜は宿の夕食後爆睡し、翌朝はゆっくり温泉につかり、モーニングビュッフェをいただき、
バスの時間まで明神池まで散策するなど、充実した時間を過ごして、帰って来たのでした。
↑ホテルのレストランからの風景。
上高地バスターミナルにあった奴です↓
帰りは、20:00頃新宿駅に到着。その後湘南新宿ライナー(グリーン車)で帰りました。
木の棒をもって新宿駅をウロウロしなくてはならず、道行くサラリーマンやOLの視線がちょっと痛かったです。
今回の山行で得た教訓は・・・
登山用ポールは絶対に必要だ!ということと、
たとえ半歩ずつでも、進まなければゴールへはたどり着けない、ということでした。
-おしまい-
さーて、次回は今週末(11/24~25)に行ってきた天狗岳(八ヶ岳)篇が始まります(笑)
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19:27
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2012年11月21日
涸沢強行7
(この記事は11月2日~5日に行ってきた涸沢までの登山の様子を、記録として個人的に残しておくために書いております。)
さて、飯を食い、夜7時を過ぎ、就寝。
しかし、ここに到着したのが午後3時半ちょい過ぎくらいだったから、
なんだかんだ言って、もう3時間近く経っていたんだなぁ・・・。(回想)
ヒュッテ内でちょっとゆっくりして4時を回っていたとしても、テントを張るのに1時間も掛かってはいないし(場所確保と整地とテント張り合わせても30分掛かってはいないだろ)、ラーメン食ったのが撮影時間からだいたい5時くらいだったから、
それから7時まで何やってたんだろ・・・???(ま、いいか・・・)
(飯のあとすぐ一旦ダウンして、そのあと一度目覚めたのかも知れないな・・・。記憶が定かではない。)
ところで、11月の涸沢はさすがに寒い。
ノースフェイスのタッドポールでは正直心配だった。(なんせ内張りは大部分がメッシュだから)
でも、結果として寒さは十分凌げました。(でも、本格的な厳冬期にはやはり厳しいのだろうか・・・)
寒さ対策としては、
①テント内でランタンを常時点灯。(これが意外にもけっこう効いていたかも)
②就寝時の装備は、登山時の服装の上にさらにノースフェイスの厚手のダウンジャケット+メーカー不明の裏地がフリースのナイロンパンツ+ナンガオーロラ750という重ね技です。
これで寒さが気になることはありませんでした。(若干足先が寒かったので、ナイロンパンツを少しズリ下げて足先をカバーし、逆に股間とお尻はノーカバーという状態でした。)
(ちなみに登山時の服装は、トップスがヒートテック系アンダー+ノースフェイスの薄手のフリース+マーモットインナーダウンジャケット。ボトムスがC3fitサポートタイツ+ノースフェイストレックカーゴパンツです。)
なお、ランタンの常時使用ですが、夜中にちょっと頭が痛くなってきた気がしたので、高山病か酸欠か分かりませんが、念のため、寒いけど空気を入れ替え、ランタンを消しました。
そうしていると、一度夜中に目が覚めたので、体感的に「もう夜明け前くらいかな・・・」と思って時計を見るとまだ夜中の11時!?
おぉー!まだまだゆっくり寝ていられる~♫と思いながらも、外の様子が気になり、寒いけどシュラフから抜け出してテントから顔を出すと、
なんと!すっかりガスも晴れて、満天の星空が!!
足が痛かったのと、寒いのとで、外に出る気力が湧かず、そのままテントから首だけ出してしばし星空ウォッチング♪
テントが邪魔で全体を見渡せませんでしたが、それでもけっこーな星空を堪能できました。(流れ星も見られましたし)
(今思えば、なんとか我慢して外に出ていれば良かったと後悔しています。が、その時は本当に体が限界で無理でした。)
とりあえず、「富士山五合目とそんなに変わらないよ・・」と自分に言い聞かせ、その夜は再び就寝。
あ、そうそう。
雪上テン泊を初めてやってみてまず思ったのが、先述のテント設営の勝手の違い(雪を固めたり除雪したりの整地が必要+ペグを刺せない、など)ですが、
それよりも今回思ったのが、「トイレに行けない」です。
疲れていなくて、近くにトイレがあれば、ちょっと頑張ればなんとかなるのでしょうが、
今回はとにかく疲労と膝の痛み(+寒さもあり)で、もう少しも動きたくない状態でしたので、尿意を催して目が覚めた時は本当に困りました。(朝まで我慢しようと思ったのですが無理でした。)
で、どうしたかというと、水筒として持ち歩いていたこれです。↓

ペットボトルも一つ持ってきていたので、最悪それでもなんとかなったと思うのですが、
やはり容量は1リットルはないと心配です。
それに、これは飲み口のプラスチック部分を取り外せるので、挿入口にゆとりがあることが魅力です(笑)
これは今後も簡易用トイレとして活用したいと思います。(もちろん水筒としても)
これを使うにあたり、中身を飲み干し、飲料水が底をついてしまったので、外の雪をコッヘルでかき集め、バーナーで沸騰させました。(沸騰後は朝までそのまま放置です。)
寝返りでこぼさないように注意しながら、また就寝です。
(つづく)
なかなか終わらんなぁ・・・
さて、飯を食い、夜7時を過ぎ、就寝。
しかし、ここに到着したのが午後3時半ちょい過ぎくらいだったから、
なんだかんだ言って、もう3時間近く経っていたんだなぁ・・・。(回想)
ヒュッテ内でちょっとゆっくりして4時を回っていたとしても、テントを張るのに1時間も掛かってはいないし(場所確保と整地とテント張り合わせても30分掛かってはいないだろ)、ラーメン食ったのが撮影時間からだいたい5時くらいだったから、
それから7時まで何やってたんだろ・・・???(ま、いいか・・・)
(飯のあとすぐ一旦ダウンして、そのあと一度目覚めたのかも知れないな・・・。記憶が定かではない。)
ところで、11月の涸沢はさすがに寒い。
ノースフェイスのタッドポールでは正直心配だった。(なんせ内張りは大部分がメッシュだから)
でも、結果として寒さは十分凌げました。(でも、本格的な厳冬期にはやはり厳しいのだろうか・・・)
寒さ対策としては、
①テント内でランタンを常時点灯。(これが意外にもけっこう効いていたかも)
②就寝時の装備は、登山時の服装の上にさらにノースフェイスの厚手のダウンジャケット+メーカー不明の裏地がフリースのナイロンパンツ+ナンガオーロラ750という重ね技です。
これで寒さが気になることはありませんでした。(若干足先が寒かったので、ナイロンパンツを少しズリ下げて足先をカバーし、逆に股間とお尻はノーカバーという状態でした。)
(ちなみに登山時の服装は、トップスがヒートテック系アンダー+ノースフェイスの薄手のフリース+マーモットインナーダウンジャケット。ボトムスがC3fitサポートタイツ+ノースフェイストレックカーゴパンツです。)
なお、ランタンの常時使用ですが、夜中にちょっと頭が痛くなってきた気がしたので、高山病か酸欠か分かりませんが、念のため、寒いけど空気を入れ替え、ランタンを消しました。
そうしていると、一度夜中に目が覚めたので、体感的に「もう夜明け前くらいかな・・・」と思って時計を見るとまだ夜中の11時!?
おぉー!まだまだゆっくり寝ていられる~♫と思いながらも、外の様子が気になり、寒いけどシュラフから抜け出してテントから顔を出すと、
なんと!すっかりガスも晴れて、満天の星空が!!
足が痛かったのと、寒いのとで、外に出る気力が湧かず、そのままテントから首だけ出してしばし星空ウォッチング♪
テントが邪魔で全体を見渡せませんでしたが、それでもけっこーな星空を堪能できました。(流れ星も見られましたし)
(今思えば、なんとか我慢して外に出ていれば良かったと後悔しています。が、その時は本当に体が限界で無理でした。)
とりあえず、「富士山五合目とそんなに変わらないよ・・」と自分に言い聞かせ、その夜は再び就寝。
あ、そうそう。
雪上テン泊を初めてやってみてまず思ったのが、先述のテント設営の勝手の違い(雪を固めたり除雪したりの整地が必要+ペグを刺せない、など)ですが、
それよりも今回思ったのが、「トイレに行けない」です。
疲れていなくて、近くにトイレがあれば、ちょっと頑張ればなんとかなるのでしょうが、
今回はとにかく疲労と膝の痛み(+寒さもあり)で、もう少しも動きたくない状態でしたので、尿意を催して目が覚めた時は本当に困りました。(朝まで我慢しようと思ったのですが無理でした。)
で、どうしたかというと、水筒として持ち歩いていたこれです。↓

ペットボトルも一つ持ってきていたので、最悪それでもなんとかなったと思うのですが、
やはり容量は1リットルはないと心配です。
それに、これは飲み口のプラスチック部分を取り外せるので、挿入口にゆとりがあることが魅力です(笑)
これは今後も簡易用トイレとして活用したいと思います。(もちろん水筒としても)
これを使うにあたり、中身を飲み干し、飲料水が底をついてしまったので、外の雪をコッヘルでかき集め、バーナーで沸騰させました。(沸騰後は朝までそのまま放置です。)
寝返りでこぼさないように注意しながら、また就寝です。
(つづく)
なかなか終わらんなぁ・・・
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11:18
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2012年11月19日
涸沢強行6
(この記事は11月2日~5日に行ってきた涸沢までの登山の様子を、記録として個人的に残しておくために書いております。)
左膝の激痛に苦みながら、いよいよ目標地点の唐沢に到着です!!
15:25 涸沢ヒュッテに到着しました!!!
やったーーー!!!

ヒュッテの入口でリュックを下ろし、アイゼンを外し、中へ。
中は最終日ということもあってか、かなり賑わっていました。
受付のおねーさんに、銀マットレンタルあります?とか、
ポール売ってません?
とか聞きますが、苦笑いで、「いやぁ~~、そういうのはちょっと・・・」と。
ポールは以前どこかの山歩きの達人が、「自分の愛用のポールは○○の小屋でたまたま見つけて買った・・」的なことを言っている記事を見たので、ひょっとしたらここにもいざというときのために置いてあるかな・・・と期待したのですが、
いかにもニワカ登山者丸出しの結果となってしまいました・・・。
でも、銀マットはあるかと思っていたんですけどね・・・。たぶんもうシーズンオフになるので、そういうのはやらなかったんでしょうかね・・。
その代わりという訳でもないでしょうが、テント場の利用料は取られませんでした。(保険がもう掛けられないから、とかなんとかという理由でしたけど)
ヒュッテの中の様子。(受付側から入口側を撮影)

自分を入れて受付側を撮影したら、後ろでヒュッテのおねーさんとおじさんも笑顔でカメラ目線だったのビックリ!
あとで気づいて笑ってしまいました(笑)

中でもっと温まりたかったのですが、陽も暮れかけて、テントを張らなくてはならないので、
早々にテント場に向かいます。
すると、テント場はけっこーな積雪。(といっても、30cmくらいですけど、場所によっては膝くらいまでズボッとはまります。)
すでに数張りのテント組が良さ気な場所を確保済みです。
(えぇーーー、これどこに張ればいいのよ~・・・)
疲れと寒さと膝の痛みで思考が停滞します。
さらに、今気づいたけど、オレ雪上テン泊なんて初めてじゃん!!??
どーするよ?これ・・・。
と思いつつも、素人臭を隠しつつ、ズボズボと雪の中を進み、場所を定めます。
なんとか岩陰の風を防げそうな場所を確保。
しかし、雪がズボズボして、このままではテントなんて張れねーよ・・・
これは最初に場所を足で固めなくちゃダメだ!!
(あとから知ったのですが、普通はスコップとかで、まず雪を取り除くなりして、しっかりとテントスペースを平坦に固めた後で
テントを張るそうで・・・。ま、そう言われなくても、必然とそうするしかないわけですけどね・・・。)
結果、テキトーに足で踏んづけただけなので、平坦とまでは行かず・・・なんだか少しテントが傾いていました。。。

(↑当日は疲れて撮影どころではなかったので、翌朝撮影しました・・)
中に入ると、半分は平坦、半分は傾斜という感じです。
寝ていて、気を抜くと転がって行きます(笑)
でも、平坦な半分側をうまく使って睡眠スペースを確保します。
まだ若干外は明るいけど、とにかく、早く横になりたーい。
と思いつつも、その一方で、腹の虫が鳴り響きます。
疲労で飯なんて作る気力もあまり残っていない中、
とりあえず、暖を取るためにランタンに火を灯したついでに、
コッヘルたちを取り出し、バーナーに水を入れ点火。
夕食は定番のサッポロ一番!(味噌味と醤油味のミックスです!当然2玉です。)

うーーん、前回道志村で作った時よりも上手に出来たインスタントラーメン!(笑) というか、完璧に近い出来だ。
冷えた体に暖かい味噌ラーメンが最高ですわ。

食後にはさっきヒュッテの自販機で買ったスーパードライを飲んで、早期消灯に備えます。
ちなみに、ランタンは今は無きキャンピングガス製です。
本当はカートリッジをまとめる関係でスノーピークで揃えたいんですが、これだけはこだわりで使い続けています。
19:05 外はもうすっかり暗くなっています。
テントから顔を出して外の様子を覗いたら、なにやらガスっていました・・・。
げーーー・・・ これじゃ、この山行の目的である「山岳地帯で満天の星空を見る」が叶わねーじゃん!と凹みながら、就寝。
(つづく)
左膝の激痛に苦みながら、いよいよ目標地点の唐沢に到着です!!
15:25 涸沢ヒュッテに到着しました!!!
やったーーー!!!
ヒュッテの入口でリュックを下ろし、アイゼンを外し、中へ。
中は最終日ということもあってか、かなり賑わっていました。
受付のおねーさんに、銀マットレンタルあります?とか、
ポール売ってません?
とか聞きますが、苦笑いで、「いやぁ~~、そういうのはちょっと・・・」と。
ポールは以前どこかの山歩きの達人が、「自分の愛用のポールは○○の小屋でたまたま見つけて買った・・」的なことを言っている記事を見たので、ひょっとしたらここにもいざというときのために置いてあるかな・・・と期待したのですが、
いかにもニワカ登山者丸出しの結果となってしまいました・・・。
でも、銀マットはあるかと思っていたんですけどね・・・。たぶんもうシーズンオフになるので、そういうのはやらなかったんでしょうかね・・。
その代わりという訳でもないでしょうが、テント場の利用料は取られませんでした。(保険がもう掛けられないから、とかなんとかという理由でしたけど)
ヒュッテの中の様子。(受付側から入口側を撮影)
自分を入れて受付側を撮影したら、後ろでヒュッテのおねーさんとおじさんも笑顔でカメラ目線だったのビックリ!
あとで気づいて笑ってしまいました(笑)

中でもっと温まりたかったのですが、陽も暮れかけて、テントを張らなくてはならないので、
早々にテント場に向かいます。
すると、テント場はけっこーな積雪。(といっても、30cmくらいですけど、場所によっては膝くらいまでズボッとはまります。)
すでに数張りのテント組が良さ気な場所を確保済みです。
(えぇーーー、これどこに張ればいいのよ~・・・)
疲れと寒さと膝の痛みで思考が停滞します。
さらに、今気づいたけど、オレ雪上テン泊なんて初めてじゃん!!??
どーするよ?これ・・・。
と思いつつも、素人臭を隠しつつ、ズボズボと雪の中を進み、場所を定めます。
なんとか岩陰の風を防げそうな場所を確保。
しかし、雪がズボズボして、このままではテントなんて張れねーよ・・・
これは最初に場所を足で固めなくちゃダメだ!!
(あとから知ったのですが、普通はスコップとかで、まず雪を取り除くなりして、しっかりとテントスペースを平坦に固めた後で
テントを張るそうで・・・。ま、そう言われなくても、必然とそうするしかないわけですけどね・・・。)
結果、テキトーに足で踏んづけただけなので、平坦とまでは行かず・・・なんだか少しテントが傾いていました。。。
(↑当日は疲れて撮影どころではなかったので、翌朝撮影しました・・)
中に入ると、半分は平坦、半分は傾斜という感じです。
寝ていて、気を抜くと転がって行きます(笑)
でも、平坦な半分側をうまく使って睡眠スペースを確保します。
まだ若干外は明るいけど、とにかく、早く横になりたーい。
と思いつつも、その一方で、腹の虫が鳴り響きます。
疲労で飯なんて作る気力もあまり残っていない中、
とりあえず、暖を取るためにランタンに火を灯したついでに、
コッヘルたちを取り出し、バーナーに水を入れ点火。
夕食は定番のサッポロ一番!(味噌味と醤油味のミックスです!当然2玉です。)
うーーん、前回道志村で作った時よりも上手に出来たインスタントラーメン!(笑) というか、完璧に近い出来だ。
冷えた体に暖かい味噌ラーメンが最高ですわ。
食後にはさっきヒュッテの自販機で買ったスーパードライを飲んで、早期消灯に備えます。
ちなみに、ランタンは今は無きキャンピングガス製です。
本当はカートリッジをまとめる関係でスノーピークで揃えたいんですが、これだけはこだわりで使い続けています。
19:05 外はもうすっかり暗くなっています。
テントから顔を出して外の様子を覗いたら、なにやらガスっていました・・・。
げーーー・・・ これじゃ、この山行の目的である「山岳地帯で満天の星空を見る」が叶わねーじゃん!と凹みながら、就寝。
(つづく)
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13:39
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2012年11月18日
涸沢強行5
さて、11/2の夜~11/5までの涸沢山行のつづきです。(なかなか終わらずすみません)
本谷橋でアイゼンを装着し、いよいよ「涸沢」を見ざす決心をした私。
しかし、本谷橋から先は噂通り、本格的な登山道という感じに様変わりし、加えて先ほどとは打って変わっての雪道となり、
予想外に私のエネルギーを奪い始めました。

いや、単に体力だけの問題なら、休み休み登れば済むこと。
しかし、これまで蓄積された負荷に加え、勾配が急になった分、私の左膝がじわじわと悲鳴をあげ始め、
登り始めて30分もしないうちに、ほとんど片方の味を引きずりながらの厳しい登山になってしまったのです。
最初のうちは2~3歩進んでは休む・・・という具合だったのが、
やがて、一歩進んでは休む、という形になり、
しまいには、半歩進んで小休止という、終わりの見えない山行になり、
途中では、後から来る登山者に次から次へと抜き去られ、それこそ60過ぎとも見えるおじーちゃんや、いかにも顔色の悪い、ひょろひょろでバテバテのおにーちゃんたちにも、道を譲る始末・・・。
けっして彼らのペースが早いわけではありません。かなりのスローペースであることは私にも分かるのですが、
そのペースにさえもブチ抜かれる私がどれほどの超スローペースであるか・・・。
ほとんど止まっていると言っても過言ではないほどでした。
マジでこんなんで今日中に涸沢にたどり着けるのか???と心配にもなりましたし、
仮にたどり着けたとしても、明日下山出来るのだろうか・・・という不安もありました。
まだ日が頭の上にある時間で、しかも登山道の途中でしたが、何度この場にテントを張ってしまおうかと思ったことか・・・。


そして、本当に「せめてポールがあれば・・・」と何度思ったことか。
「あぁ・・店員に勧められた17,000円くらいするLEKIのポールを、値段に尻込みせず買っとけば良かった・・・」と何度後悔したことか・・・。
本当にポールの大切さというものを痛感しましたよ。(来る前に見た「ポール使う派と使わない派」がいるという記事を載せていたサイトを何度恨んだことか・・・)
しかし、後悔しても、他人を恨んでも、少しずつでも進まなければ何も変わらないという現実だけが、自分を前へと進ませようとしました。
「ちっ・・・。まるで人生と一緒やなぁ・・・」
本当にそんなことを思いながら、苦痛に顔を歪めながら、半歩ずつ歩を進めました。
「まだこの時間だからマシだ・・・。このまま夕暮れ時になってしまったら、より過酷な状況が待っている・・・。今のうちに少しでも前に進まないと・・・」
本当に切羽詰った状況でした。
それとは反して、周りの景色はとても美しい。
しかし、それがまた逆に無情な感じでした。

進んでも進んでも、先が見えて来ません。
焦りが出てきます。
時間も刻々と過ぎてゆきます。12時を過ぎ、12時半を過ぎ、やがて1時を過ぎ・・・という感じでした。
そうしている間にも、何時に登り始めたのかは分かりませんが、何人かの後続者に「こんにちわ~」と追い抜かれて行きます。
誰ひとり私の歩みに違和感を感じてくれる人はいません。誰も気にかけてもくれません。
皆必死なのでしょうね・・・。
「これもまた人生のようだな・・・」と思いました。
そうこうしていると、やがて目の前にV字に見える谷のような景色が見えて来ました・・・。
「あれは・・・もしや・・・」

今までと違う風景に、気持ちも少し前向きになります。
そうしていると、また後ろから一人私を抜き去る登山者が。
「こんにちは~。あと少しです。がんばりましょ~(笑)」と。
その言葉に思わず、「すみません・・あとどのくらいかかるんでしょうかね・・・?」と声を掛けて見ました。
すると、「あそこに見える向こう側が涸沢のカールですから、あと30分くらいですよ。がんばりましょー(笑)」と。
「(おぉー!)」と心の中で喜びの声を上げるオレ。
しかし・・・
その時間は健脚な者にとっての時間ということがすぐに分かります。
なかなかたどり着けん・・・・。苦しい・・・。
1時間くらい経って思います。「さっきの他人はもうとっくに着いてるんだろうな・・・」
少しずつ陽も傾いてくるような気がします。
やばいな・・・。急がないと。
すると、おぼろげに谷間に小屋のような影が見えます・・・

もしや・・・建物か?人工物か?
時刻はもうすぐ午後3時です。
たぶんあれが涸沢の小屋だと思うけど・・・まだまだ遠いなぁ~~~・・・
でも、確実にゴールに近づいている実感を感じ、そして徐々に傾く陽にも焦りを感じ、
痛みに耐えてペースを上げます・・・いや、上げるというほど上がりません・・・。が、進んでいます。確実に。

振り向くと、山肌に影が出来ています。
半歩ずつ、半歩ずつ、痛みに耐えて歩を進めます。

右手には北穂(?)が。目的地はもうすぐです。

するとやがて先ほど遠くに見えていた小屋がもう目の前に。
あと少しです。でも、そのあと少しが遠い・・・。
そしてとうとう小屋の下まで来ました・・・。

しかし、この期に及んで、あとから来るパーティーに次々と追い抜かれ、ゴール目前でまた凹みます。
しかし、本当にあと少し・・・。
(つづく)
本谷橋でアイゼンを装着し、いよいよ「涸沢」を見ざす決心をした私。
しかし、本谷橋から先は噂通り、本格的な登山道という感じに様変わりし、加えて先ほどとは打って変わっての雪道となり、
予想外に私のエネルギーを奪い始めました。
いや、単に体力だけの問題なら、休み休み登れば済むこと。
しかし、これまで蓄積された負荷に加え、勾配が急になった分、私の左膝がじわじわと悲鳴をあげ始め、
登り始めて30分もしないうちに、ほとんど片方の味を引きずりながらの厳しい登山になってしまったのです。
最初のうちは2~3歩進んでは休む・・・という具合だったのが、
やがて、一歩進んでは休む、という形になり、
しまいには、半歩進んで小休止という、終わりの見えない山行になり、
途中では、後から来る登山者に次から次へと抜き去られ、それこそ60過ぎとも見えるおじーちゃんや、いかにも顔色の悪い、ひょろひょろでバテバテのおにーちゃんたちにも、道を譲る始末・・・。
けっして彼らのペースが早いわけではありません。かなりのスローペースであることは私にも分かるのですが、
そのペースにさえもブチ抜かれる私がどれほどの超スローペースであるか・・・。
ほとんど止まっていると言っても過言ではないほどでした。
マジでこんなんで今日中に涸沢にたどり着けるのか???と心配にもなりましたし、
仮にたどり着けたとしても、明日下山出来るのだろうか・・・という不安もありました。
まだ日が頭の上にある時間で、しかも登山道の途中でしたが、何度この場にテントを張ってしまおうかと思ったことか・・・。
そして、本当に「せめてポールがあれば・・・」と何度思ったことか。
「あぁ・・店員に勧められた17,000円くらいするLEKIのポールを、値段に尻込みせず買っとけば良かった・・・」と何度後悔したことか・・・。
本当にポールの大切さというものを痛感しましたよ。(来る前に見た「ポール使う派と使わない派」がいるという記事を載せていたサイトを何度恨んだことか・・・)
しかし、後悔しても、他人を恨んでも、少しずつでも進まなければ何も変わらないという現実だけが、自分を前へと進ませようとしました。
「ちっ・・・。まるで人生と一緒やなぁ・・・」
本当にそんなことを思いながら、苦痛に顔を歪めながら、半歩ずつ歩を進めました。
「まだこの時間だからマシだ・・・。このまま夕暮れ時になってしまったら、より過酷な状況が待っている・・・。今のうちに少しでも前に進まないと・・・」
本当に切羽詰った状況でした。
それとは反して、周りの景色はとても美しい。
しかし、それがまた逆に無情な感じでした。
進んでも進んでも、先が見えて来ません。
焦りが出てきます。
時間も刻々と過ぎてゆきます。12時を過ぎ、12時半を過ぎ、やがて1時を過ぎ・・・という感じでした。
そうしている間にも、何時に登り始めたのかは分かりませんが、何人かの後続者に「こんにちわ~」と追い抜かれて行きます。
誰ひとり私の歩みに違和感を感じてくれる人はいません。誰も気にかけてもくれません。
皆必死なのでしょうね・・・。
「これもまた人生のようだな・・・」と思いました。
そうこうしていると、やがて目の前にV字に見える谷のような景色が見えて来ました・・・。
「あれは・・・もしや・・・」
今までと違う風景に、気持ちも少し前向きになります。
そうしていると、また後ろから一人私を抜き去る登山者が。
「こんにちは~。あと少しです。がんばりましょ~(笑)」と。
その言葉に思わず、「すみません・・あとどのくらいかかるんでしょうかね・・・?」と声を掛けて見ました。
すると、「あそこに見える向こう側が涸沢のカールですから、あと30分くらいですよ。がんばりましょー(笑)」と。
「(おぉー!)」と心の中で喜びの声を上げるオレ。
しかし・・・
その時間は健脚な者にとっての時間ということがすぐに分かります。
なかなかたどり着けん・・・・。苦しい・・・。
1時間くらい経って思います。「さっきの他人はもうとっくに着いてるんだろうな・・・」
少しずつ陽も傾いてくるような気がします。
やばいな・・・。急がないと。
すると、おぼろげに谷間に小屋のような影が見えます・・・
もしや・・・建物か?人工物か?
時刻はもうすぐ午後3時です。
たぶんあれが涸沢の小屋だと思うけど・・・まだまだ遠いなぁ~~~・・・
でも、確実にゴールに近づいている実感を感じ、そして徐々に傾く陽にも焦りを感じ、
痛みに耐えてペースを上げます・・・いや、上げるというほど上がりません・・・。が、進んでいます。確実に。
振り向くと、山肌に影が出来ています。
半歩ずつ、半歩ずつ、痛みに耐えて歩を進めます。
右手には北穂(?)が。目的地はもうすぐです。
するとやがて先ほど遠くに見えていた小屋がもう目の前に。
あと少しです。でも、そのあと少しが遠い・・・。
そしてとうとう小屋の下まで来ました・・・。
しかし、この期に及んで、あとから来るパーティーに次々と追い抜かれ、ゴール目前でまた凹みます。
しかし、本当にあと少し・・・。
(つづく)
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22:45
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2012年11月16日
涸沢強行4
さて、朝の9時半に、当面の目標地点であった横尾に到着してしまい、
これはいくらなんでも、時間が有り余っちゃうな・・・。ということで、
30分弱の小休止の後に、とりあえず本谷橋まで行ってみることに。
この時横尾には他にもグループやソロなど、延10名くらいの登山者がいましたね。
涸沢方面に向かう人も入れば、槍ヶ岳方面に進む人も居ました。(でも、ほとんど涸沢方面だったですね。)
横尾大橋。

9:52am。横尾大橋を渡って出発。


途中の道はこんな感じです。


まだ、比較的平坦で、凍結・積雪もさほどなく上高地~横尾までのルートより歩きやすいくらいでしたね。
途中、左手に見える景色。

有名な断崖絶壁です。

自分ではあまり気づいていなかったですが、
この辺りでけっこう疲労も溜まって来ていたと思いますね。
休憩する回数も次第に増え、後から来るパーティーに次々と抜かれて行きます。
中には20代~50代くらいのアクティブな山ガール4~5人のグループも。
40代後半~50代前半と見られるリーダーらしき女性はだいぶ慣れているようでした。
他の20代~30代の女性は初心者っぽかったですが、体力は私よりはありそうで、元気に先に進んで行きます。
「こんにちは~」と声をお互いに掛けながら、私は道を譲ります(笑)
「テントですか~?すごいですね~!」なんて言われ、
「え、えぇ・・、そうなんですよ~。重たくてね~・・・」なんて会話を交わし、あくまで涸沢でのテント泊を当然目指している体(てい)を取りつくろいます。^^;

景色のよいところで何度も足を止め休憩をとります・・・。


↑何穂?有名な山なのでしょうが、なんて山だかよくわかりません・・・。
そうこうしていると、本谷橋に到着。(11:12am)
多少ペースダウンした感がありましたが、ここまでのペースはまだまぁ普通でしょうか。
(上高地バスターミナルからここ本谷橋までの所要時間はちょうど5時間くらいか。)
シーズン中はもう少し立派な橋が掛けられているようですが、既に簡易な箸に変更済みみたいです。

このあたりから先は残雪がだいぶ残っている模様です。
先に着いたパーティーは橋を渡ったところで、小休止中(?)。
こちらを眺めています。
中には先ほどの山ガールズたちも。
私は橋のこちら側で小休止。
さて、どうしよう・・・
だいぶハァハァ言っている私・・・。
まだまだこの先だいぶあるんだろうなぁ・・・。
正直きつい・・・。
できればここで引き返して、横尾あたりでテントを張りたい・・・
(でも、ぶっちゃけ引き返すのもきついかも・・・そんな状態でした。)
しかし、しばらくすると山ガールズ達や他のパーティーは皆、私を尻目にどんどん本谷橋から先にある雪の急勾配を登って行きます。
「(タフやなぁ~・・・)」(俺の心の声)
と同時に、
「(これで向こう(涸沢)に着いた時、俺の姿がなかったら、ここで引き返したと思われ、根性なし扱いされるかも・・・)」
という思いが頭をよぎります。
それに、女なんか(女性の方々、すみません)に負けたくないな・・・という昭和の男の反骨精神、というか虚栄心(?)も生まれ・・・
近くにいたパーティーがここでアイゼンを付ける様子に促されるかのように・・・

私もアイゼン装着完了・・・。(マジかよ~~・・・)(ToT)
ええぇーーい!もうこうなったら、行ってまえー!!!
・・ということで、目標「涸沢」に変更ぉっ!!!
(横尾にあった看板に、本谷橋を14時までに通過できない場合は、引き返すように・・って書いてあったけど、この時間なら大丈夫だろう・・・)
(つづく)
これはいくらなんでも、時間が有り余っちゃうな・・・。ということで、
30分弱の小休止の後に、とりあえず本谷橋まで行ってみることに。
この時横尾には他にもグループやソロなど、延10名くらいの登山者がいましたね。
涸沢方面に向かう人も入れば、槍ヶ岳方面に進む人も居ました。(でも、ほとんど涸沢方面だったですね。)
横尾大橋。
9:52am。横尾大橋を渡って出発。
途中の道はこんな感じです。
まだ、比較的平坦で、凍結・積雪もさほどなく上高地~横尾までのルートより歩きやすいくらいでしたね。
途中、左手に見える景色。
有名な断崖絶壁です。
自分ではあまり気づいていなかったですが、
この辺りでけっこう疲労も溜まって来ていたと思いますね。
休憩する回数も次第に増え、後から来るパーティーに次々と抜かれて行きます。
中には20代~50代くらいのアクティブな山ガール4~5人のグループも。
40代後半~50代前半と見られるリーダーらしき女性はだいぶ慣れているようでした。
他の20代~30代の女性は初心者っぽかったですが、体力は私よりはありそうで、元気に先に進んで行きます。
「こんにちは~」と声をお互いに掛けながら、私は道を譲ります(笑)
「テントですか~?すごいですね~!」なんて言われ、
「え、えぇ・・、そうなんですよ~。重たくてね~・・・」なんて会話を交わし、あくまで涸沢でのテント泊を当然目指している体(てい)を取りつくろいます。^^;
景色のよいところで何度も足を止め休憩をとります・・・。
↑何穂?有名な山なのでしょうが、なんて山だかよくわかりません・・・。
そうこうしていると、本谷橋に到着。(11:12am)
多少ペースダウンした感がありましたが、ここまでのペースはまだまぁ普通でしょうか。
(上高地バスターミナルからここ本谷橋までの所要時間はちょうど5時間くらいか。)
シーズン中はもう少し立派な橋が掛けられているようですが、既に簡易な箸に変更済みみたいです。
このあたりから先は残雪がだいぶ残っている模様です。
先に着いたパーティーは橋を渡ったところで、小休止中(?)。
こちらを眺めています。
中には先ほどの山ガールズたちも。
私は橋のこちら側で小休止。
さて、どうしよう・・・
だいぶハァハァ言っている私・・・。
まだまだこの先だいぶあるんだろうなぁ・・・。
正直きつい・・・。
できればここで引き返して、横尾あたりでテントを張りたい・・・
(でも、ぶっちゃけ引き返すのもきついかも・・・そんな状態でした。)
しかし、しばらくすると山ガールズ達や他のパーティーは皆、私を尻目にどんどん本谷橋から先にある雪の急勾配を登って行きます。
「(タフやなぁ~・・・)」(俺の心の声)
と同時に、
「(これで向こう(涸沢)に着いた時、俺の姿がなかったら、ここで引き返したと思われ、根性なし扱いされるかも・・・)」
という思いが頭をよぎります。
それに、女なんか(女性の方々、すみません)に負けたくないな・・・という昭和の男の反骨精神、というか虚栄心(?)も生まれ・・・
近くにいたパーティーがここでアイゼンを付ける様子に促されるかのように・・・
私もアイゼン装着完了・・・。(マジかよ~~・・・)(ToT)
ええぇーーい!もうこうなったら、行ってまえー!!!
・・ということで、目標「涸沢」に変更ぉっ!!!
(横尾にあった看板に、本谷橋を14時までに通過できない場合は、引き返すように・・って書いてあったけど、この時間なら大丈夫だろう・・・)
(つづく)
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10:58
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2012年11月15日
涸沢強行3
かっぱ橋から明神へ


途中はこんな感じで凍結していて、けっこう滑りやすかったです。
(上高地~明神あたりの方がむしろ凍結度は高く歩きにくかったかも)

梓川を横目に進みます。


明神到着。7:12am
ちょっと休んでまた先へ進みます。とにかくペースとか時間配分が分からないので・・・。


8:03am。徳沢ロッジが見えてきました。
徳沢キャンプ場はこの時はうっすらと雪に覆われて白くなっていました。(写真なし・・)
徳沢園まえのベンチに腰を下ろして軽く朝食(コンビニのサンドイッチ)を食べ、しばらくしてまた先へ進みます。


しばらく進むと橋がありました。
なんていう所だろう?

ほほう、これが新村橋か。
とりあえず、先を急ぎます。
そんなこんなで、9:30am 横尾到着。

まぁまぁのペースでこれたな。けど、やっぱり普段歩いてないから疲れたわ・・・。
さて、これからどうしよう・・・。とりあえず休むけど・・・。
(つづく)
途中はこんな感じで凍結していて、けっこう滑りやすかったです。
(上高地~明神あたりの方がむしろ凍結度は高く歩きにくかったかも)
梓川を横目に進みます。
明神到着。7:12am
ちょっと休んでまた先へ進みます。とにかくペースとか時間配分が分からないので・・・。
8:03am。徳沢ロッジが見えてきました。
徳沢キャンプ場はこの時はうっすらと雪に覆われて白くなっていました。(写真なし・・)
徳沢園まえのベンチに腰を下ろして軽く朝食(コンビニのサンドイッチ)を食べ、しばらくしてまた先へ進みます。
しばらく進むと橋がありました。
なんていう所だろう?
ほほう、これが新村橋か。
とりあえず、先を急ぎます。
そんなこんなで、9:30am 横尾到着。
まぁまぁのペースでこれたな。けど、やっぱり普段歩いてないから疲れたわ・・・。
さて、これからどうしよう・・・。とりあえず休むけど・・・。
(つづく)
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22:34
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2012年11月09日
涸沢強行2
さて、つづきです。
そんなわけで、金曜の夜に仕事が終わってから、さわやか信州号(3列シート!)に乗って、上高地に出発したのです。

こういう高速夜行バスって初めて利用したけど、なかなか便利ですね。居住性もまぁまぁ快適でした。完全リクライニングとまではいかないけど、かなりリラックスした姿勢で睡眠できます。
ちなみに各座席にはスリッパやブランケットが用意してあって、コンセントもありました。(現地に到着する時点でバッテリーフルにしていられるのはラッキーですね。)
地元を21:30発です。
(途中、談合坂SAと諏訪湖SAに停りました。)
談合坂で夜食を食ったあとは、しっかり寝ました。
そして、翌朝6:00頃、上高地バスターミナル到着。

寒かった。
ちょっとトイレに寄ったり、売店を覗いたりしたのち、
気持ちを落ち着かせて、さて出発!


かっぱ橋では雪だるまがお出迎え。
道はすでに半分凍結していたり、路肩には残雪が残っていたりします。(実は歩き始めてすぐに一度転んで膝を強打し、若干気持ちが萎えました・・・)
が、気を取り直して、再度出発!
(つづく)
そんなわけで、金曜の夜に仕事が終わってから、さわやか信州号(3列シート!)に乗って、上高地に出発したのです。
こういう高速夜行バスって初めて利用したけど、なかなか便利ですね。居住性もまぁまぁ快適でした。完全リクライニングとまではいかないけど、かなりリラックスした姿勢で睡眠できます。
ちなみに各座席にはスリッパやブランケットが用意してあって、コンセントもありました。(現地に到着する時点でバッテリーフルにしていられるのはラッキーですね。)
地元を21:30発です。
(途中、談合坂SAと諏訪湖SAに停りました。)
談合坂で夜食を食ったあとは、しっかり寝ました。
そして、翌朝6:00頃、上高地バスターミナル到着。
寒かった。
ちょっとトイレに寄ったり、売店を覗いたりしたのち、
気持ちを落ち着かせて、さて出発!
かっぱ橋では雪だるまがお出迎え。
道はすでに半分凍結していたり、路肩には残雪が残っていたりします。(実は歩き始めてすぐに一度転んで膝を強打し、若干気持ちが萎えました・・・)
が、気を取り直して、再度出発!
(つづく)
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17:32
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2012年11月09日
涸沢強行
先日、11/2~5に掛けて、北アルプスの途中、涸沢まで行ってきた!

目的は山中でのテント泊と、山岳でしか見られない満点の星空ウォッチングだ。
元々はその前の週に行って、ぎりぎり紅葉も楽しめたらと思っていたんだけど、
天気予報がイマイチだったので、「さわやか信州号」の予約を一週間繰り延ばしたのだ。
そしたら、その判断がズバリ的中。翌週はとても良い天候に恵まれた。(当初は曇り時々晴れだったけど、実際はほとんど晴れ、時々曇りくらいだったな。)
ただ、久々の登山、というか、ほとんど20年ぶりくらいの登山だったので、いろいろと不安もあったし、
現地の情報では、すでに積雪があり、登山道は5cm、涸沢は30cmの積雪、所々凍結ありとのことで、不安のある人は軽アイゼンの着用おすすめします、とのことだった。
アイゼンなんて使ったことねーし・・・。
と思いつつ、アウトドアショップでマウンテンダックスの6本爪軽アイゼンを店員に勧められるままに購入。。
ポールも勧められたが、ポールなんて本当にいるのか?と思い、躊躇っていると、ネットで「ポール使用派と不使用派」がいることが判明。
「なぁ~んだ・・・必ずしも使わなくてもいいんじゃん。てか、あんなの老人が使うものだべ。」と、タカをくくって未購入。
というか、結構な値段がするものだし、他にも登山靴とかウェアとか、70リットルのザックとか、
色々とこれを機に揃えちゃったりしたので、えらい出費になってしまい、
出来るだけ出費を抑えたかったので、買わなかったのでした。
(しかし、これが後に致命傷となったのでした。)
つづく
(・・・って、まだ乗鞍高原一ノ瀬キャンプ場編のつづきがまだなんだよね・・・)
目的は山中でのテント泊と、山岳でしか見られない満点の星空ウォッチングだ。
元々はその前の週に行って、ぎりぎり紅葉も楽しめたらと思っていたんだけど、
天気予報がイマイチだったので、「さわやか信州号」の予約を一週間繰り延ばしたのだ。
そしたら、その判断がズバリ的中。翌週はとても良い天候に恵まれた。(当初は曇り時々晴れだったけど、実際はほとんど晴れ、時々曇りくらいだったな。)
ただ、久々の登山、というか、ほとんど20年ぶりくらいの登山だったので、いろいろと不安もあったし、
現地の情報では、すでに積雪があり、登山道は5cm、涸沢は30cmの積雪、所々凍結ありとのことで、不安のある人は軽アイゼンの着用おすすめします、とのことだった。
アイゼンなんて使ったことねーし・・・。
と思いつつ、アウトドアショップでマウンテンダックスの6本爪軽アイゼンを店員に勧められるままに購入。。
ポールも勧められたが、ポールなんて本当にいるのか?と思い、躊躇っていると、ネットで「ポール使用派と不使用派」がいることが判明。
「なぁ~んだ・・・必ずしも使わなくてもいいんじゃん。てか、あんなの老人が使うものだべ。」と、タカをくくって未購入。
というか、結構な値段がするものだし、他にも登山靴とかウェアとか、70リットルのザックとか、
色々とこれを機に揃えちゃったりしたので、えらい出費になってしまい、
出来るだけ出費を抑えたかったので、買わなかったのでした。
(しかし、これが後に致命傷となったのでした。)
つづく
(・・・って、まだ乗鞍高原一ノ瀬キャンプ場編のつづきがまだなんだよね・・・)
Posted by open_car at
00:33
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2012年11月01日
山渓
こんなサラリーマンの自己啓発本みたいなタイトルをつけた特集を組む山渓が少し嫌いになった。
かれこれ30年近く前のちょうど今時分だったか、
当時、図書館で受験勉強中、たまたま息抜きにふと手にしたのが「山渓」との最初の出逢いでした。
その時に見た美しい山々の写真に魅せられ、しばらくは定期的に愛読していたのに、
ここ20年くらいの間はまったく縁遠くなっていました。
当時、山渓は最上の癒しでした。
さて、今手にした最新号。
まだ中身はパラッとしか読んでないけど、
極めて真面目で、山の本として当然あって然るべき内容だけど、
時代の潮流に無理矢理乗っけて来たかのような、
さも意図的にビジネスとの関連付けを図ったかのようなこのタイトルには、
正直幻滅してしまいました。
ただ、どういう意図だとしても、大人になって久しい今、
一方では、それを責めることが出来ない自分がいることにも気付き、
なんだか残念というか、寂しい思いがしています。
今も求めている物は何も、誰も、変わっていないと思うのにね・・・。
Posted by open_car at
02:07
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